アーティスト紹介


チック・コリア(Chick Corea)

1941年マサチューセッツ州チェルシーで生まれる。ジャズ・トランペッターの父親から影響を受けピアノを習い始める。1960年代にモンゴ・サンタマリア楽団、ハービー・マン、スタン・ゲッツのグループに参加。そして1968年にマイルス・デイビスの記念碑作品「イン・ア・サイレント・ウェイ」「ビッチェズ・ブリュー」に参加して話題を集める。1970年にアンソニー・ブラクストンとサークルを結成。そして1972年、名グループ、リターン・トゥ・フォーエヴァーを結成、驚異的セールスを記録。

1970年後半にはハービー・ハンコック、ゲイリー・バートンとのアコースティックな音楽への追求を見せる。1980年代に入るとクラシック音楽、ニュー・ビバップ論の展開など幅広い活動を続ける。1985年にGRPレコードと契約し、チック自身の名グループ、リターン・トゥ・フォーエヴァーを超えたと言わしめた最強グループ、 "チック・コリア・エレクトリック・バンド" を結成。さらに、メンバーにジョン・パティトゥッチ(b)、デイブ・ウェックル(ds)、とチック・コリア・エレクトリック・バンドを結成。2つのグループで活動を展開。そして1992年には念願の自己レーベル "ストレッチ・レコード" を設立。1993年8月新メンバーによる "チック・コリア・エレクトリック・バンドII" を結成、その後解散。1998年に新たにオリジンを結成、好評を博している。2000年、6年ぶりとなるソロ・ピアノ・アルバムを2タイトルリリース。この2枚のアルバムが、スイングジャーナル誌選定ゴールド・ディスクをダブル受賞という快挙を成し遂げる。

また、アヴィシャイ・コーエン(b)とジェフ・バラード(ds)による「現在、過去、未来」も2001年リリース。こちらもスイング・ジャーナル誌選定ゴールド・ディスクに選出される。2001年12月に音楽活動40周年、生誕60周年記念ライヴを3週間に渡って繰り広げ、大絶賛を浴びる。2003年4月満を持してこのライヴ・アルバム「ランデヴー・イン・ニューヨーク」がリリース。こちらもスイングジャーナル誌選定ゴールド・ディスクとなった。 2004年7月にチック・コリア(keys,synthe)、ジョン・パティトゥッチ(b)、デイヴ・ウェックル(ds)、フランク・ギャンバレ(g)、エリック・マリエンサル(sax)のオリジナル・メンバーでレコーディングされた、あの伝説のチック・コリア・エレクトリック・バンドの「トゥー・ザ・スターズ」をリリース、ジャズ・シーン最高のホットな話題となり2005年6月にこのエレクトリック・バンドで来日した。2006年スティーヴ・ガッド(ds)とクリスチャン・マクブライド(b)とのスーパー・トリオの作品と「アルティメット・アドヴェンチャー」の同時2タイトルをリリース。東京JAZZには待望の初出演。トロンハイム・ジャズオーケストラ、そして上原ひろみとの豪華共演に期待が集まる。

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