PERFORMING ARTISTS アーティスト紹介

TKY

tky

2004年、夏のフェスティバルへの出演をきっかけに結成されたTKY。 もとはといえば、ニューヨークへ気心知れた友達同士としてプライベートで渡ったTOKU、日野賢二、小沼ようすけが何か面白いことを一緒にやってみようと意気投合したことがきっかけだった。

その後、フジロック2004への出演が決定。バンドとしての方向を追求した結果、キーボードに秋田慎治、ドラムスに大槻カルタ英宣をメンバーとして迎え五人組のグループとして活動を始めた。夏、数本のジャズ・フェスティバルを経て、その噂はしだいに広がっていく。日本のジャズ界ですでに人気を博している五人が一堂に会しただけで、それはニュースだ。それに加え、ライブではそれぞれのアーティストが自分のライブでは見せないワイルドな顔を見せ、息をもつかせぬ演奏を繰り広げた。

TOKU vocal, trumpet, flugelhorn

1973年新潟出身。日本人唯一のヴォーカリスト&フリューゲルホーン・プレイヤー。 父親の影響により、幼少よりノン・ジャンルで音楽を楽しむ。初めて手にした楽器は中学の吹奏楽でのコルネット。大学の学園祭で吹いたマイルスの”If I Were a Bell”を聴いたジャズ・ドラマーにライヴハウスでのセッションに誘われ、ジャズに興味を覚える。大学3年でアメリカへ語学留学。その時のルームメイトがジャズ・ピアニストで、一緒にバンド活動を行ったことがジャズの道へ進むことを決定づけた。 ジャズの枠を越えた幅広い音楽性から、J-POPの平井堅、Skoop On Somebody、paris match、今井美樹などのアルバムにも参加。また「日立ハイビジョンプラマWOOO」のCMソング「You are so Beautiful」がきっかけとなり、その個性的で甘く低いヴォイスが一般に知れ渡る。「ホンダ・オデッセイ」CMソングにTOKUが歌う「DO-RE-MI」が起用され、おしゃれで、ジャジーに生まれかわったTOKUスタイルの「DO-RE-MI」が話題となった。

日野 賢二(JINO)bass

1967年 東京生まれ。8才で父、日野皓正(トランペッター)とともにN.Y.に移住。父の影響を受け、9才頃より、トランペットなどの楽器にめざめ、高校でミュージック&アーツへ入学、ジャズ・フュージョンを学ぶ。16才の時マーカス・ミラーに出会いベースを始め、ジャズ・ソウル・R&Bなどの演奏をN.Y.のストリートではじめる。ジャコ・パストリアス、マーカス・ミラー、TM・スティーブンスらの一流のベーシストにも影響を受ける。19才の頃より、プレイヤーのみならずミュージックディレクターとしてもプロ活動をはじめ、N.Y.を中心に活動するアーティストや日本人アーティストのN.Y.レコーティングなどに参加。’89にはアポロシアターのハウスバンドの一員として出演。その後、父の日野皓正、叔父の日野元彦のアルバムに参加したり、N.Y.ブルーノートなどのライヴハウスを中心にベーシストとして活躍。
2003年、アルバム『Wonderland』(UCCJ-2025)での日本デビューをきっかけに本拠地を日本に移して、活動を開始する。
2004年11月、自己のレーベル“JINO JAM RECORDS”第一弾CDとして『GO FOR DA GOLD!!』をリリース。水泳の北島康介選手への応援ソングとして、ラッパーZEEBRAとのコラボレートでも話題に。

小沼 ようすけ guitar

1974年秋田県生まれ。14才で父の影響によりギターをはじめ、Rock Bandでライヴハウスにて活動。その後友人の影響で、ジョージ・ベンソン、ダニー・ハザウェイ、グラント・グリーンらに感銘を受け、本格的にジャズ・ギターを学ぶ。1995年ヘリテージ・ジャズギター・コンペ日本代表世界3位、1999年ギブソン・ジャズ・ギター・コンテスト優勝。その後はジャズのライヴハウスやクラブでのライヴを中心に活動、2001年11月、デビュー・アルバム『nu jazz(ニュー・ジャズ)』をリリースしデビューを果たす。確かなテクニックと新しい感覚、そしてオリジナル曲のクオリティの高さは多方面で評価を受ける。
その後、CHEMISTRY、Rhymester等R&B、Hip-Hop、J-Popなど幅広いジャンルのアーティストからのオファーによるコラボレーションを実現しつつ、2ndアルバム『Summer Madness』(02)、『Jazz 'n' Pop(ジャズンポップ)』(03)とに続く最新作『The Three Primary Colors』(04)では天才ベーシスト/マルチ・プレイヤー リチャード・ボナと共演して注目を集めている。

秋田 慎治 piano, keyboards

1972年 奈良出身。幼年期より電子オルガンを始め、高校卒業後、本格的に音楽活動を開始。プレイヤー/アレンジャー/コンポーザーとして約5年間のプロ活動の後、97年渡米。
中村照夫&ライジング・サン・バンド、ビクター・ジョーンズ・グループ、アイガル・マイケル・グループにキーボーディストとして加入、名門ライヴハウス“BottomLine”をはじめ、マンハッタンを中心にライヴ、ツアー及びレコーディングなど多岐にわたり活躍。スタンリー・タレンティン、ヒューバート・ロウズ、バリー・フィナティ、ウィリアム”スペースマン”パターソンら多くのジャズメンと共演。ライジング・サン・バンドとしては11年振り、ボブ・ミンツァー、ロイ・エアーズをゲストに迎えたアルバム『RED SHOES』(00)に参加。 2000年の帰国後、TOKU、阿川泰子、Soul Bossa Trio、スケボーキング、Tyler、Key of Life等、ジャズからHip Hop / R&B / Rock等のポップフィールドまで、幅広いジャンルのレコーディングへの参加、楽曲提供、アレンジ、プロデュースを手掛ける。椎名純平と篠原涼子のデュエットによる“CANADA DRY ジンジャーエール” CFソング『Time of GOLD』の作・編曲も話題を集めた。
植松孝夫、大野俊三、井上信平、マリーン、神谷えり、akiko、Shiho[FriedPride]他、多数のアーティストとの演奏活動を行い、卓越した音楽センス、粒立ちの良いタッチと拡がりのあるサウンドへの評価は高い。自身のオリジナル楽曲をメインに、ピアノ・トリオ編成のセッションも意欲的に展開、一層の飛躍が期待されるアーティストである。

大槻“KALTA”英宣 drums

1970年、東京生まれ。3歳からエレクトーン、7歳からクラシックピアノ、10歳からドラムを習い始める。ドラムは日野元彦、岡村孝雄、各氏に師事。作編曲は鈴木美柘椰氏に師事。学生時代からプロドラマーとして活動するようになり、ジャズ、ロック、ラテン等ジャンルを問わず様々なセッションに参加する。また同時期からサウンドクリエーターとしても音楽制作に関わるようになり各種CM音楽(企業・商品PRビデオ/英語教材ビデオetc)やCD制作、各種コンシューマーハードのゲームソフト用音楽制作等を手がけてきた。
現在もJ−POPSを中心にゲーム音楽等も含めてのプロデュース・作編曲活動、またドラマーとしてもレコーディング・セッションやライブ・セッション等で積極的な活動を展開している。最近の主な活動としてはavextraxのアーティスト「島谷ひとみ」などへの楽曲提供やアレンジでの参加、ドラマーとしてもオルガニスト「金子雄太」率いる「AQUAPIT」やソニーミュージックのアーティスト「小沼ようすけ」のレコーディングやライヴに全面的に参加する他、人気のピアニスト「田中信正」のトリオ「KARTELL」にも参加している。

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